読書百冊意自通ズ覚書

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#030 無意識の構造
河合 隼雄
中央公論新社
Amazonおすすめ度:

 性的であるとか文学的であるとかいうことをまったく考えなければ、河合隼雄はもの凄く文章が上手である。そう深く思わせる本だと思う。
 とても難しい内容なのに、実にわかりやすい。丁寧に説明されているし、何より文体が、というか文章そのものが軽い。のだ。
 前回の『子どもの宇宙』よりは内容も高度だったし、ずい分学術的だったせいで、難しいことは難しいのだけれど、それにしたって他の人に同じ事書かれても、私はきっと理解できないね。

 ユングの言う、「普遍的無意識」というの、よくわかります。私は卒論(村上春樹作家論)で、「なぜ羊なのか、そのシンボルの理由」というトピックを書いたけど、つまりこういうことですね。人の普遍的無意識の中に存在するシンボルとしての羊。
 ペルソナのところも大変よくわかりました。それにしても、アニマ=エロス、アニムス=ロゴス、というのには深い納得を感じる。男はやっぱエロスだな。うむ。
 夢のところはすごく面白くて、私の夢も河合先生に聞いてほしいくらい。
 色んな意味で勉強になる本です。河合氏の他の学術的な本ももっと読みたい。
 面白かったです。
October 17, 2001
|K | [Domestic]河合 隼雄 |comments(0) | trackbacks(0) |
#029 子どもの宇宙
 イトルにも「子ども」とあるように、子どもについて書かれている本なので、子どもための児童文学書の引用がすごく多くて、自分が全然読んでいないことにびっくりした。タイトルだけは知っているものから、児童文学の世界では有名らしいけれど全く知らない本まで、取り上げられているのは実に様々だ。私が読んでいたのは『ノンちゃん雲に乗る』くらいではなかろうか。ううう…。
 あちらの世界とこちらの世界ということが、やはり当たり前に書かれていて、ちょっとホッとする。現実派あちらの世界を否定するからね。現実は、というか大人の世界は、というか。私はどうも、あちらの世界というものに抵抗がなくて、というより、その存在を認め、なおかつ求めているかもなぁ、なんて思うタイプなので、全くすんなり受け止めている。改めて「あちらの世界」を提示されると、私がある種の小説に惹かれ、その小説や物語が持つ共通点があるとすれば、それはみんな「あちらの世界」を持っている物語、描かれている物語なのではないか、と思った。#1村上春樹、安部公房、ジョン・アーヴィング、ガルシア=マルケス…「ある種」の物語。

 読んでいて、卒論の頃読んでいれば!と思うところも多かった。ま、あちらの世界の小説を読むのに、あちらの世界について解説された本が使える!と思うのは至極当然のことといえるかも。
 殊に、P.113 の通路ということについて、『トムは真夜中の庭で』#2に出てくる裏庭ドアは、ふしぎな世界につながる通路だと書かれているけれど、これってもろ『ねじまき鳥クロニクル』の井戸じゃないかと思ったり、「3. トリックスター」(P.148)では、羊男=トリックスターだと気がついたり。村上春樹は児童文学か…それとも、児童文学の研究書、読んでるんじゃないですかね。
 しかし、まあ文学的見地を離れてみたとしても、もし親になったらこういう本を通してまた勉強するのも、大切だと思いました。
 子どもを理解する努力をしないとね。
 子どもはわりにすぐカンタンに「あちらの世界」に行ってしまうこともよくわかったしね。
October 17, 2001



notes
#1:
ガルシア=マルケスの『十二の遍歴の物語』のところで好きなタイプの作家だと言っているけれど、この辺のことだろう、この「タイプ」ってのは。
#2:
ここで『ねじまき鳥クロニクル』の真夜中の庭で、デコボコ男二人組が穴を掘っているのを思い出している。「真夜中の出来事」だったか。




|K | [Domestic]河合 隼雄 |comments(0) | trackbacks(0) |
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