読書百冊意自通ズ覚書

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#105 レキシントンの幽霊
 格的な村上春樹の小説(短編集だけど)の覚書は初めてじゃないだろうか?まあそれだけ『ねじまき鳥クロニクル』の後のスプートニクなどが耐えられなかった#1ということだろう。この本を読む気になったのは、村上作品を読まなくなってしまう前の短編集だったから、というのがある。あのひどい内容#2を読まされることはないだろうと思ったのだ。

 こうして久しぶりに村上作品を読んでみると、自分でも意外なことに、作品の荒削りさが目についた。荒削りというか、もっとはっきり言ってしまうと技量不足が見えるのだ。文章が助長すぎたり、展開が平凡すぎたりする。話は不思議ワールド方向へ行っているので、その点はもちろん平凡ではないのだけれど、そのことではなく、要するに村上らしい展開すぎて何の新しさも面白みもないということ。
 そんな風に感じたことに、我ながら驚いた。
 なぜなら(説明するまでもないが)、自分は今まで村上フリークとでも呼べそうなくらい彼の文章を信奉していて、欠点を見つけることなどできなかったからだ。
 だから意外と村上も駄作(とまでは言い過ぎか)を書いているんだな、なんて思った。もちろんそれは当たり前のことで、どんな作家も傑作ばかり書いているわけではない。フィッツジェラルドだってそうだし、無数の凡作があるから一つの傑作が生まれると言えるだろう。
 こんな風にある意味冷静に見られるのも、歳月を経るの間に他の作家の様々な文章に触れたおかげなのだろうと思う。

作品を紐解いてみると──
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|K | [Domestic]村上 春樹 |comments(0) | trackbacks(0) |
#034 ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック
 近思うことだけれど、ても読み易い小説以外は、小説よりそうでないものの方がずっと読み易い。
長い間ほとんど小説を中心に読んできたので、そういうことに気づかなかった。もっとも、それは単に自分の想像力がひんこんだからというのにすぎないかもしれない。しかし、それでも小説というのは、描かれている世界をイメージするだけですごくエネルギーを使うので──前述した「とても読み易い」例外的な小説とは、このイメージがおどろくくらいすんなりできる。とても数少ない(その 理由はわからない#1)──なかなか読むのに骨が折れる。
 そういう観点から見てみると、この『ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック』は第一部、第二部、共にスコットとゼルダについて書かれた伝記みたいなもので、読み易く興味深かった。そして作家というのは──いろんなタイプが、もちろんいるんだろうけれど──古今東西、め ちゃくちゃな人が多いなという気がしてしまう。このゼルダ・フィッツジェラルドの絶望感というのはなかなか苦しいものがあった。そしてほんのわずかだけれど、ゼルダの持つ、彼女自身をも破壊してゆくヴァイタリティーというもののもたらす姿を、村上春樹は「 直子#2」に書きあらわしてみたのかもしれない、と感じた。もちろんゼルダ=直子という事はないけれども。
 しかし、なんとも不幸な二人の青年たち──そして一組の夫婦、である。
  たぶん、生きた時代が良くて、悪かったんだろう。


<翻訳された2編の小説についての記述>
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|K | [Domestic]村上 春樹 |comments(0) | trackbacks(0) |
#026 'THE SCRAP' 懐かしの一九八〇年代
 上春樹覚書初登場。つまり、この覚書を始めてから一度も村上春樹を読んでいなかったということになる。ちょっと驚きの事態だ。#1

 テーマごとにいちいちコメントしていると長いものになってしまうので、ここではいくつかピックアップして感想を書きたいと思う。

 ヘルペスの話は勉強になった。ヘー。

 次。「スティーヴィン・恐怖・キング」では、いきなり「丸谷才一さんの『好きな背広』というエッセイ集を読んでいたら」と始まるのでびっくりした。村上は丸谷を読んでいるのか。それも、『好きな背広』というと、結構好きで読んでいるんだろうと思われる。それに村上が他の本についてエッセイで取り上げるのは珍しい――それが日本人であれば尚更――と思うので、結論。村上春樹は丸谷才一が結構好きに違いない。#2

 それから、「ジム・スミス・ソサエティー」というのが面白かった。
 ソサエティーというと、どうも池田理代子先生の『おにいさまへ』#3なんだけれど、とにかくあちらでは(アメリカだけなのかヨーロッパでもなのかは不明)ソサエティというのはごくごく一般的らしい。TVのニュースを見たり、小説を読んだり、映画やドラマを見ているだけではわからないことがたくさんあるのだ。
 あと、アメリカの子供がコークに(あるいはペプシ・コーラに)ピーナッツを入れるというのも初耳だ。それも一般的だというから、やっぱりわからない。

 以上。この辺でやめないとキリがない。
 それにしても、タイトルにもある通り80年代のことばかりで、いささか時代を感じてしまうなァ。カレン・カーペンターがまだ生きていたり(中で亡くなったことも記されている)、東京ディズニーランドがオープンしたばかりだったり、ゴースト・バスターズ話題の映画#4だったり。
 まぁ、自分ももう生まれてはいたけれど。
October 15th, 2001

 
notes
#1: 実のところ(?)かなり村上春樹のファンで、卒論まで書いたというのに、異例の事態。
#2: 要するに自分が丸谷才一好きなので、嬉しい。
#3: ミス発覚。『おにいさまへ』はソサエティーではなく「ソロリティ」。根本的に言葉の定義がわかっていない証拠といえよう。ちなみに、『おにいさまへ』は、こんなストーリー。「互いに愛憎の念をむき出しにする上流階級の少女たちの姿を通して、上流階級の欺瞞性や家柄や血統にこだわることの愚かさを主人公の目を通して描写している。1991年にアニメ化。」by wiki
#4: それからロス・アンジェルス・オリンピックについての話題もあって驚いた。『笑う大天使』(川原泉著・白泉社刊)を読んだ時、ロス五輪なんてどんだけ昔だよと思っていたのに、ここではタイムリー。時代か。


 
|K | [Domestic]村上 春樹 |comments(0) | trackbacks(0) |
読了直後迷惑メール『スプートニクの恋人』
差出人 : "K" <vignettek☆gmail.com>
件名 : スプートニクの恋人
宛先 : MH<****@****.***.or.jp>

んばんは。お久しぶり。お元気ですか?
今日は。実に実にあまり建設的ではないであろう内容のメールを送ります。
"The Sputnik Sweetheart"
by Haruki Murakami
1999
さっき、『スプートニクの恋人』を読み終わりました。その感想みたいなものがあって、それはいつもなら話してしまうところなのですが、「すみれ」にならって、書き留めておくべきかもしれないなんて考えたのです。なんて単純なのか。
そして私は例によって例のごとく、手紙のように書くことが一番ストレートに内容を書き留めることができるのです。加えて『スプートニクの恋人』読んだ?って、2回くらい聞かれたということもあります。私のまわりで、この小説を読んだ人がいないということもあります。
ただ単純に手紙形式で、そう「形式で」書くのって、つまらない気がするし、宛先のない手紙なんて手紙としての温度を失っていると思う。「誰か」に書くと思うから、手紙が書けるのであって、手紙形式で何かを書いたって、それは本当に手紙で書こうとしたときのようには文章がかけないでしょう。
だから、Hは純粋に私の欲求の犠牲者なので、このメールを読んで、始めの何行かで読むのが嫌になったら、読まなくていいのです。何かをいう必要もありません。さて、このように言い訳がましい事については、言及しないでいただきたい。っていうのが、とりあえず前置きです。

それでは、『スプートニクの恋人』について、私が言いたいことを書いちゃいましょう。これ、まだ1回しか読んでいないので、あとからこんな…とか思う可能性は十二分にあるのだけれど、とにかく、今は「今」思ったことについて書くことに専念したいと思います。これが以下の文章に対する前提です。
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|K | [Domestic]村上 春樹 |comments(0) | trackbacks(0) |
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