読書百冊意自通ズ覚書

本について考えさせられたことの記述及び感想を掲載中。
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#050 シャーロック・ホームズ最後の挨拶
 ャーロック・ホームズの作品もだいぶ読んでしまったが、いつ何時その作品をひも解いても、その楽しみというものが損なわれることがない。どんな時もホームズとワトソン博士に再び巡り会える楽しみを感じさせてくれる。だからこそ、世にはシャーロキアンなる人々が存在しているに違いない。
 ホームズの探偵小説を読む楽しみというのは、作品そのものが面白いということもあるけれど、19世紀当時のイギリス、ロンドンを想像しながら読むのが、またその愉しみの一つである。

 今回の短編集で特に注目すべきは、やはり8編目の「最後の挨拶」だろう。ホームズ愛読者をして、これが最後だと思うと寂しさを感じる。
 けれども訳者が解説で言っているように、ドイルはホームズに「最後の挨拶」は述べさせなかったし、60歳(!)になった彼は「少しも衰えを見せ」てはいないのが嬉しい。
 まだまだこれから、かねてからの念願だった養蜂をし、読書を楽しみ、時折、今までと変わらぬ怜悧な瞳を閃かせ、素晴らしい英知を以て、誰も解き明かせぬ難事件を解決しているであろう彼の姿を、遠く見つめる思いでこの本を閉じることができる。
 20世紀最高の名探偵、シャーロック・ホームズ氏に敬意を表して。
December 12, 2002
|K | [Foreign]C. ドイル |comments(0) | trackbacks(0) |
#017 四人の署名
 れもなかなか面白かった。
 物語の後半部分の、犯人の動機に至るまでの経過というのには、いつもながら驚かされる。なんだってこんな話──特にそれまで過ごしてきた土地がイングランドから遠く離れていることへの驚き──になっちゃうんだ?という。
 そしてまた、今回ワトソン氏の細君人が決まり、びっくりした。ホームズとの同居も終わりなのだろうか…案外短い共同生活だったなぁ。
 ホームズは寂しいようである。
March 15th, 2001
Original: "The Sign of the Four", 1890
|K | [Foreign]C. ドイル |comments(0) | trackbacks(0) |
#016 緋色の研究
 ャーロック・ホーム ズのシリーズはずっと新潮文庫で読んでいたのだが、創元推理文庫でも出ていることがわかって探してみた。手に取ってみるとなんと訳者が阿部知二なので、一も二もなくこちらで読むことにした。そしてやはり読みやすかった。
 ここが読みやすいポイント!とか、読んでいる最中に他のものと比較して「すごく読みやすい」というような感じではないのだが、やはりすごくよみいい。どうしてなのかわからないのだけれど。文章にクセがないないのだろうか?とにかくわかりやすいとうことは言えると思う。細かいところもわかりやすい。だから、わからないと言っていたマーロウ#1も、阿部知二の訳だったらよくわかったんだろうなぁと思う。
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|K | [Foreign]C. ドイル |comments(0) | trackbacks(0) |
#014 バスカヴィル家の犬
 ャーロック・ホームズシリーズ最長編がこの『バスカヴィル家の犬』である。
 けっこうホームズって変人だよなと、回を追うごとに感じる。(もっとこう、高貴な紳士って感じなのかと思ってたのだ)世のシャーロキアン諸君は、ホームズのこの偏屈ぶりにノック・アウトされているのだろうか。……。

 謎解きとしては特別目新しいものはなかったが、話の構造としてはけっこう凝っている。読んでいる間中、ずっと、以前行った#1Baker St.にあるシャーロック・ホームズ博物館の部屋を思い出し、あの部屋で語り合うワトソン&ホームズ、というイメージで読んだ。そういうオプションがあると、余計に楽しく読めるというもの。
 ということは、例えば太秦の撮影所に行くと、鬼平#2もより楽しく読めるのだろうか。どうせなら、鬼平よりプリンス・エドワード#3島がいい。平安京の吉野#4のあたりとかもいい…鳥羽#5とか。
 これも旅と読書の醍醐味というやつだろうか。
March 5th, 2001
Original: "The Hound of the Baskervilles", 1901

 
notes
#1: 英国に旅行した際、ホームズの家を再現したベーカー街にある「シャーロック・ホームズ博物館」に行った。ここでホームズとワトソンが…などと思うと、中々楽しめる博物館。
#2: いわずと知れた、池波正太郎著『鬼平犯科帳』のこと。
#3: モンゴメリ著の『赤毛のアン』が住んでいる、カナダの東海岸、セントローレンス湾に浮かぶ美しい島。アンを読んだ人なら、一度は行ってみたいと思うはず。
#4: だいだい大好きな氷室冴子著『なんて素敵にジャパネスク』の主人公・瑠璃姫が超美形幼馴染の吉野君と幼少を過ごした地。謀反を起こし深手を負った律師・唯 恵(吉野君)を逃がし、自身も重傷を負った瑠璃姫が、雪の美吉野で快復した吉野君と再開するために待ち続けるシーンは静謐で物悲しく、美しい。ああ、泣ける。
#5: これもジャパネスク。帥の宮に川に落とされた瑠璃が、守弥の計らいで身を隠した高彬の別荘・鴛鴦殿がある所。こうして思い出すと、この本つくづく面白い。
 
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#039 恐怖の谷
 イル卿、加えて私の好きな翻訳者、阿部知ニ氏#1。こういう組合せになると、訳がうまいとか下手とかいう事に気を取られなくていい。その先のところから始められる。

 さて、巻末の解説によると「内外を問わずドイルの長篇では『バスカヴィル家の犬』がもっとも好評を博しているが、ディクスン・カー
#2の ごときはベスト・テンの筆頭に『恐怖の谷』をあげているほど(P.249)」という事らしいが、この意見に積極的に賛同したい。
 本作品は長編全体が二部構成になっており、その第一部、第二部が最初全く違う物語として始まり、次第に関連性を帯び、ひとつの物語となってゆく様は圧巻だ。こういう二部構成の書き方は、自分はドイル卿で初めて読んだのだけれど、それにしても今回の第二部の出来の良さ、そしてそれを更に高めている大どんでん返し──には正直あっけに取られて、開いた口がしばらく塞がらない、といった有り様だった。
 まぁ、こういう表現がちょっと大げさだったにせよ、全く不当ではなく、大変良くできた面白い物語であった事は疑う余地もない。巻頭のメモに、「第二部は、 それだけ独立させても充分な謎と意外性を秘めている。」とあり、その「謎と意外性」が一体どんなものなのか、目をこらして読んでいるにも関わらず、やはり 非常な驚きを受けてしまうのだ。
 正義の人、ジョン・マックマードとハーディ・エドワーズに哀悼の意をこめて。
March 4th, 2002
Original: "THE VALLEY OF FEAR", 1915



notes
#1: 阿部知ニ氏訳で初めて読んだのはエミリ・ブロンテの『嵐ヶ丘』だったが、阿部氏の訳なくして完読できたか怪しいものだ。(キャシー嫌いだから…)それ以来、私は阿部氏の訳を好んで読んでいる。
#2: アガサ・クリスティーやエラリー・クイーンらと並び称される本格黄金時代を代表するアメリカのミステリ作家。


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#038 シャーロックホームズの事件簿
 訳された外国小説を、最近以前にも増して読んでいる。そのせいか、文章の良し悪しというものが掴めるようになってきた気がする今日この頃。しかしその、文章の良い・悪いというのが、
 1. 翻訳者の力量による
 2. 原作者の文章力による
のどちらなのかということはよくわからない#1。1の場合もあるだろうし、(これは多そうだ)2の場合もあるだろうし、両方ということもあるだろう。ただ、1というのは比較的わかりやすいと思われる。極端な事をいえば、同じ小説で翻訳者が違うものを比較してみればいいのだから。#2
 ただ、たくさん翻訳ものを読んでいると、原作の良し悪しはともかく、訳者の力量次第でどうにでもなる部分も多いなと思うようになった。

 この「シャーロック・ホームズ」のシリーズは、そういった観点ではとても明晰で読みやすい小説である。読みやすく軽いので、さっと読み終えてしまいがちだけれど、ちょっと立ち止まって考えると、ずい分わかり易く、読み易く仕上がっているな、と改めて思わされる。この場合、私が考えるに上記1、2両方良いのだと思う。ドイル卿はなかなか文章が達者だったのだ。
 短編は全体的にどれも面白く、あっという間に読んでしまった。前にもホームズの覚書で書いたけれど#3、以前行ったベーカー街のシャーロック・ホームズ館やその周辺を思い描きながら読むと、二倍に楽しめ、とても良い。
 余談をひとつ。「ライオンのたてがみ」という題で名香智子#4を思い出してしまった。名香智子もホームが好きだろうと思う。

March 1st, 2002
Original: "The case-book of SHERLOCK HOLMES"



notes
#1: 覚書#034『ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック』のnotes#2参照。ここでも同じ事を言っている。
#2: 両方どうしようもない翻訳だったらどうしようもないが……。
#3: この覚書以前にシャーロック・ホームズシリーズを三作ほど覚書している。
#4: 私が唯一収集している少女漫画家。(Link参照)ここで彷佛しているのは『純愛はジゴロの愉しみ』収録「霧のライオン」(小学館/PFコミックス)






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