読書百冊意自通ズ覚書

本について考えさせられたことの記述及び感想を掲載中。
日々における捕らぬ狸の皮の足跡&呟きも。

CATEGORIES
RECENT ENTRIES
RECENT COMMENTS
  • #025 十二の遍歴の物語
    K (09/28)
  • #025 十二の遍歴の物語
    Yuko (09/11)
  • #106 イデアマスター―GLASS HEART:出張覚書編
    K (10/26)
  • #106 イデアマスター―GLASS HEART:出張覚書編
    海音 (06/13)
  • のだめカンタービレ #23 - The Last Lesson
    k (12/01)
  • のだめカンタービレ #23 - The Last Lesson
    可恋 (12/01)
  • #106 イデアマスター―GLASS HEART:出張覚書編
    K (03/27)
  • #106 イデアマスター―GLASS HEART:出張覚書編
    千砂 (03/27)
  • “神がかり”的な― THE DARK KNIGHT
    K (02/25)
  • そうか!だから夏目でにゃんこで先生か!!
    K (02/25)
RECENT TRACKBACK
ARCHIVES
SEARCH


<< July 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
Information
[Read Me!] はじめてお越しの方は必ずお読み下さい。
覚書一覧:The Schedule of notes/Update HistoryLinkについて
Last Update: 10/4, 2013
Travel report in New York 2013

最近読んだマンガ・ラノベはFacebookにて。基本オススメ作品です。
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

|スポンサードリンク | - |- | - |
#006 ホルムヘッドの謎
 ょびっと始めの方を読み、そのままにしちゃっていた本書。なぜなら、『イギリスはおいしい』『イギリスは愉快だ』 #1の方が面白かったからである。
 しかしこの本で大発見!したのは、ロンドンを旅行していた際#2、個人的、ごく勝手に「島」と呼んでいたあの道路の中の島が#3、当のイギリスでも「島」(つまり"island")と呼ばれていた!!ということだ!こーふん!!
 そしてその興奮がひと通りおさまったのち、私は(やっぱりそうだよ、あれは誰が見たって島だよねぇ……)とシミジミと納得してしまったのだった。どう見ても島だもんね。しかし、本国人もisland、と寸分違わぬ呼び方をしているというのもなかなか……である。

 この本にはイギリスの交通事情のことなんかも図解入りで詳しく載っていたけれど(それにしても私はどうしてもあの説明文を読む気になれない。複雑すぎて理解するのがスゴク大変だ……)、思うに、林望(リンボウ)先生は少々イギリスに肩入れしすぎていると言えよう。
 素晴しいとホめたたえるのはわかるし、それがイギリス贔屓の欲目ではなくて、客観的に見て素晴しいと言っているんだよ、ということはよくわかるけれど、でもどう読んでもイギリス好きの欲目にしか見えない。フランス人と(イギリス人を)比較している所なんかも、しっかりイギリス好きだ。 個人的にちょっとその盲目ぶりが鼻につくかな……という感が拭えなかった。

 後半は日本文学者らしく、ずいぶん飛んで、源氏のことにも触れていた。しかしうぅむむ、これは丸谷&大野晋の対談を読んだ#4 後に読むと、どうしてもイマイチに思えてしまう。内容も文章も、総じてバランス感覚がどうにも悪いという感じだろうか。
 特に日本文学に触れ出して、「和漢混淆文」#5的な書き方になってくると、目指しているもの、方向性はわかるけれど、どうにも文章(及び内容)のバランス感覚が悪くて、面白味に欠けてしまう。 文章のが出しきれていないのだ。
 これが丸谷だったら、もっと上手に書評を書けるだろうなぁ、と正直、読みながら思ってしまった。
 むつかしいものである。
August 10th, 2000



notes
#1:
『イギリスはおいしい』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞し、一躍話題になった。
#2: 友人4名で行った旅行。
#3: ロンドンの交差点には真ん中に「島」としか言いようのない不思議な隔離地帯がある。そのようなモノにお目にかかるのは初めてだったので、名前もわからず便宜上勝手に「島」と名付けて呼んでいた。
#4: 覚書#003 『光る源氏の物語/上下』参。
#5: 後述する覚書#007:丸谷才一著『文章読本』の中の「和漢混淆文」の事。ややこしいので、ここでは割愛する。


|K | [Domestic]林 望 |comments(0) | trackbacks(0) |
permission
当ブログに含まれる内容、データの無断転載・転用の一切を禁じます。
Please do not use any texts and images on your site without permission.

Number
 

PROFILE
Contact me
webmaster's email address is as follows;
vignettek☆gmail.com

*when you send email, please replace ☆ by @.
*If you have any feedback, please feel free to write to me.

LINKS
OTHERS
Ranking


Facebook
SPONSORED LINKS